【モンテッソーリの子育て】 知性の芽ばえ~考える力を育てよう④

今日は『論理的に考える』と何が良いのか?について書きたいと思います。

まず子どもはどんな存在でしょうか。(未就園児くらいの年齢)

・子どもは感情に素直、我慢がきかない存在

・子どもは、時には「あなたがこうしたから、結局こうなっちゃったじゃない!」と親から怒られてしまう存在

・逆に「お願いだから、この場所では言うこと聞いてよ~」と親に泣かれることもある

つまり「物事には理屈がある」「道筋がある」「順番がある」といったつながりがあるということがわからないんですね。

それもそのはず。

子どもは目の前にあることを、
見たまま、
聞いたまま、
感じたままに吸収してきただけなので、

それら「感じた」という抽象的な概念をつなげて考えられるようになるのはまだ先なんです。

だから、子どもは、明確な理由なく、なんとなく「こうしたい」と思ったことがそのまま言動に現れるんです。

だけど、抽象的な概念をひとつひとつ掘り下げたり紐解いたりしながら、それらのつながりを考えられるとしたら、

「なんとなく“こうなの!”」と思ってることが、本当は違うかもしれない、
このことで誰かが悲しんでいるかも知れない、と気づけるかも知れません。

こうしたい!ああしたい!という感情(脳内快楽物質)で動いていたことが、
いろんなつながりを考えることでコントロールできるかも知れないのです。

論理的に考えるというのは、人と人とが
心地よくつながっていける方法なんですね。

それでは今回、論理的に考えることの良さがわかったところで、次回からはその具体的方法について書いていきたいとおもいます。