【こどもの可能性】こどもの「これだ」を見つけるということ
こどもと参加した体験教室。
何組もの親子が参加し「こどもが楽しんでいたから来て良かった」と言っていました。
その内容が我が子にあっていたのでしょう。
ふと、その子にあうものってどうやって見つければ良いの?という思いが頭をよぎりました。
茂木健一郎さんは講演で「一生かかって、これだ、というものが見つかれば幸運だ。宝探しのようなものだ」とおっしゃっていました。
私は、いつかこども自身が「これだ」を見つけるために、たくさんの経験をさせたいと考えています。
そして、いつか、ではなく、今も「これだ」という”こどもがハマっているもの”があるはずです。
◆今、あなたのこどもの「これだ」は何ですか?
それが何度も書いてきた「モンテッソーリ教育」で見つかるのではないかと考えています。
これは家庭でも取り入れることができる教育法です。
特別なことは何もありません。こどもをしっかり観察し、何に集中しているのかを見つけるのです。
大人にとってはくだらないこと、理解できないことであっても、こどもが集中して活動しているということは非常に重要な意味を持っています。
そして、それを見つけることが出来ればあとはその活動を繰り返し行えるような玩具(教具)を揃えるだけです。
おそらく満足するまで継続するでしょう。それが無意識での集中力を養い、やりきった満足感からは自己肯定感と自立が引き出されるのです。
それが今の「これだ」なのです。
さて、そんな教育法のモンテッソーリ教育ですが、いくつか体験教室へ行ってわかったことがあります。それは先生によって全く雰囲気が異なること。
当たり前なのですが、空気があう/あわないが明確にわかります。
我が子にあっているのかどうかは、すぐにわかると思います。
◆親(自分)は何を求めているのか?
それから重要なこととして、体験教室や教室へ通わせる母親(私自身)は何を求めているのでしょうか。
つまり、こどもに教育環境を与える背景にはどんな思いがあるのでしょうか。
こどもの持つ能力を目覚めさせたいからなのでしょうが、他の思いもあるかもしれません。
・通わせて、自分自身が安心したいから?
・ワンオペ育児の閉塞感から解放されたいから?
・我が子の発達段階を知りたいから?
これらの「~たい」希望には、心の中から沸き上がる要望があるはずです。
私の「~たい」は、「今しか伸ばせない能力を伸ばしたい」のほか、「しかしそれが何なのかわからないから、たくさんの場を与え、周囲にも協力してもらうことでそれを見つけたい」のふたつです。
他の親はどうなのでしょうか。
その要望を知ることが出来れば、教室のあり方も変わり、親にとっても意義のある場へと発展するかも知れないなと思っています。
最近「親自身の要望」にも興味が出てきましたので、その観点での気付きについても記事をアップしていきたいと思います。