【人生】新たな1年の始まり

今年も興味の赴くまま、生きることや子育て、教育について綴っていきますのでお付き合いいただければ嬉しく思います。

さて、皆様は抱負を考えたり、どんな一年にするかの計画は立てられましたか?

私は、昨日までを引き継いだ今日からの一日一日が道となり、また新たに人生が重ねられてゆくのだなあと思っています。

今日は一年のスタートとして、森博嗣「道なき未知」という本からいくつか紹介したいと思います。

これは国立大学で研究をしながら作家デビューした作者が「内なるものが自分を満たす」というメッセージを伝えている書です。

現代に溢れる安易な考えと行動に対してまわりに惑わされる必要はなく、生きることはシンプルであると思える内容です。

◆自分が立ち止まりそうになった時に参考にしたい一文です。

【自分?自分とは何?に煮詰まってしまったら】

自分探し、自分を見つけたければなんでも良いから自分以外のものに没頭すれば良い。ようするに自分を見つけるには「我を忘れる」ことが大事なのだ。我を忘れた時間のあとほっとするひとときに何となく新しい自分になっていることを発見するだろう。

【自分の道へ踏み出すなら、もう迷う必要はないと思えた一文】

道というのは歩くところが決まっている筋である。どこへ歩くのかどこへ向かって歩くのかが決まっていればただ進めば良い。なによりも難しいのは明らかに歩き始めるまえの段階なのである。

【それでもふと踏み出したことに迷いが生じたら】

行き着くよりも今歩いている状態にこそ価値がある。人生という道だって行き着く先は「死」なのだ。死ぬことがこの道を歩く目的、価値ではないことくらいきっと誰でもわかっているだろう。

新しいことを始める1年のスタートには、ちょうど良いメッセージであると思い、紹介させていただきました。