【モンテッソーリの子育て】子どもに与えたい環境(後半)

寝ても覚めてもモンテッソーリのことで頭がいっぱいの私。

・・・それでも、

昨年、講義を受けた「育ちあう乳幼児保育」の著者でもある白川先生の言葉が心に残っています。

「粘土を触っていたときのこと。モンテッソーリ教育を受けてきた子どもは綺麗な丸を作った。モンテッソーリ以外の教育を受けてきた子どもは見たこともない形のものを作った。」

これは創造性に関する問いでした。

厳格なモンテッソーリメソッドでは空想やファンタジー、キャラクターを禁止しています。

幼い子に動物がしゃべったり、空を飛ぶような絵本を見せると信じてしまうから。

発想は現実をよく知った後、現実と現実を掛け合わせて産み出されるものだという考えです。

確かに、

斬新なアイデアというものは突拍子もない夢みた絵空事ではなく、存在する技術にひねりや工夫を加えて目を見張るような新たな仕組みを作り出すことだと思います。

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モンテッソーリチルドレンと呼ばれる(Google、Amazon、Wikipedia、などの創設者やオバマ大統領などそうそうたる)人たちは、

問題解決力も、先を見通す力も、創造性も人並み外れていると思います。

モンテッソーリ教育がなければGoogleはなかった、という発言まであるくらいです。

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しかし、モンテッソーリ教育だけがこれら有名人を育てたのかと言うとそれだけではない気がしています。

これは自分の娘や、昼夜時間をともにしている十数名の社宅の子どもを見て思うことなのです。

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子どもは幼稚園に入る頃になると、

人が気になる、集団が楽しい、友達が好き、というように社会性が著しく芽生えてきます。

そして、器用に動かせる手も獲得し、体もコントロールできるようになる。

モンテッソーリ教育はこの年齢から、感覚をより正確に形成する分野に入っていき、子どもは引き込まれるでしょう。

感じたことを整理する知性はモンテッソーリ教育で、

しかしその知性をユーモア溢れるたくましい知恵に発達させるためには外に出なければいけないと思うのです

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こんなことがありました。

雨が降っていました。

私の娘は「雨だね、傘がいるね」と言って、傘を取りに家に戻り器用に傘をさしました。

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別の日、大きな森を園内にもつ幼稚園に遊びにいくとあいにくの雨。そこで「雨は、大きな木の下は濡れない」ということを教わった娘。

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その後、

散歩中に雨が降って急いで走ろうとする私に、娘が「大きな木とか、屋根の下は雨があたらないよ」と言いました。

せっかくなので、そのことを「雨やどりと言うんだよ」と教えるとそれも吸収しました。

私「雨が降っても雨やどりしたらいいね」

娘「木の下とか、屋根の下とか、傘も雨やどり!」

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傘をさせる器用さはモンテッソーリから、

さらなる知恵は外から吸収したのです。

私は、モンテッソーリの環境と同じくらいひたすら外遊びをさせたいと考えています。

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