時計と数量概念の話。

昨日、娘の入園式が無事執り行われました。

ちいさな子どもたちが椅子に座り背筋を伸ばして先生の話をじっと聞いてる姿に、健やかな成長を祈ってやみませんでした。

さて、腕時計を買ってもらい針を見ながら「分針は2にあるね」「短い針は何だっけ、、あ、時針は9だね」と楽しそうな娘。しかし、「11と12がよくわからない」と言う。

もちろん、数字を唱えるだけなら「1、2、3・・・11、12・・」と読めるのですが。

この話を私のモンテッソーリの先生(モンテッソーリ教師養成所の先生)に話したところ、「まだまだ“数の基本概念”ができてないわね」とのこと。やっぱりそうか~。

算数教育は「数字、数詞、数量」の一致ができたのち演算へと進むのですが、最初にやるのは「算数棒」という教具。これで数詞と数量の一致ができるようにします。子どもは、いち、に、さん、と読み上げることはできますがそれがどれだけの“量”かはわかっていないからです。

↓算数棒の「数詞と数量の一致」の活動

そして、数詞の背景にどれだけの量があるかわかったら、数詞と数字を一致させます。それが砂数字板です。

↓砂数字板の活動

そして、数字と数量を一致させる“数字と玉”という活動があります。

我が家にはこれを代用した手作り教具がありますが、娘はこれにハマっています。↓

そして、ようやく「数字、数詞、数量」を一致させる活動へと入ります。

まずはこういった活動を繰り返し繰り返し行いたっぷりと「1~10」という数を経験します。ですのでこういった“数量概念の基本練習”を半年以上もかけて行います。

1~10とは、どういうものなのかを存分に経験したら、11移行はセガン板などを用いてすんなりと理解していきます。

いち、に、さん・・・と読める娘も、まだまだ数量経験が足りません。

時計のおしごとも取り入れていますが、数に関してはもっと足もとをかためていかないとな。