幾何学立体(感覚教育)

子どもの過ごす空間にあるものを、子どもって触るんだなぁと思います。(ないものは触れませんが・・・)

モンテッソーリ仲間に借りた幾何学立体。これは「感覚教育」という科目のひとつです。

感覚教育では、子どもが実物を触るうちにそのもののもつ性質を感覚的に把握していきます。(計算されたサイズの立体を触ることで、無意識ながらにも”小さい””大きい”という概念が形成されたりします)

そういった触覚や筋肉感覚を養うということが、この幾何学立体を触ることの目的のひとつでもあります。実物を触る、ということは子どもの学びにおいて非常に重要です。なぜなら子どもは紙面から学習する前に、”動きながら、動くことで学ぶ”からです。

↓動画は、球体を「ボールだ!」とか言って遊びだすかなぁ、どうかなかなぁ、と思ってみてましたが、実はモンテッソーリ教室で触ってたようで「転がすんだよ」と言って、球体をコロコロやっているところ。

↓また、幾何学立体は立方体や直方体のように四角い面同士を合わせる(重ねる)ことや、円柱に円錐を乗せる(丸い面同士をあわせる)ことができます。

このように「同じ」面を合わせる=ペアにする(対にする)というのは、人間の思考の基礎になっていることであり、それを促していきます。

積み木でも同じ役割を果たしますが、積み木の目的は「楽しく積む」ことや「積むことで、何かの形をつくること(例えば家をつくってみたり)」ですが、幾何学立体の目的は「同じ面をあわせること」であったり「筋肉感覚を養うこと」なので用途は異なります。

しかし、この教具がなければいけない!ということでもなく生活の中にもたくさん感覚を養うものはあります

そんなヒントを、今後はお伝えしていきたいなと思っています。

さて、告知ですが親子教室「モンテッソーリの広場」は、4月から 隔週土曜開催ではなくなり不定期開催となります。講座なども開催しつつみんなで学んでいけたらいいなと思っていますのでご興味のあるかたはホームページをチェックしてくださいね。