好きこそものの上手なれ(言語教育)

言語の敏感期真っ只中の娘。(3歳6ヶ月)

読みたい欲より、若干書きたい欲が強い。

モンテッソーリでは“書く”が“読む”に先行すると捉え、

教育の系統性としても“書く”が先に位置づけられています。

そんな中で自分の名前の「ちほ」➡「ち」を毎日練習していたのですが「ほ」は書くのが難しくて砂文字をなぞっただけでやめていました。

そして今日。

お友達の「はるか」ちゃんに渡したいものがあるけれども(お菓子を自分の袋とはるかちゃんの袋に分けて、同じものを一緒に食べたい)

同じ袋にするからどっちが誰のかわからなくなりそう。

だから、名前を書きたいという。

「知歩ね、“はるか”って書きたいのに書けないの。知らないの。はるかっていう字を知らないの」

そこで砂文字。まずはなぞってみる?と誘うと。

「あれ?(なぞってみてわかったけど)はるかの“は”と、ちほの“ほ”、似てる!」

こんな大発見。

子どもは動きながら学びます。(大人は視覚(文字)情報だけで思考し学ぶことができますが、小さな子どもは文字(概念情報)だけで思考することはできません)

ああ、モンテッソーリ女史は本当に子どもを観察しつくして、この教育法を作り出したんだなと感動しつつ・・・。

「書いてみる!」と言って、

3年6ヶ月の人生ではじめて“は”を書きました。

「は」「ほ」の違いは見つけたものの。

「あ」「お」を見て、「なんか違うけど同じようにも見える」らしい。

「る」「ろ」は、「同じー!」だそう。

わずかな違いを見つける目を養うには感覚教育の分野の充実が必要ですが、なぞることで違いに気づくこともできます。

そんなこんなで、はるかちゃんに無事お菓子を渡すことができました。

そして何より、敏感期は成長過程で、ある特定のことを難なく自分のものとして獲得していく奇跡の時期なのですが(例えば英語ですら子どもは無理せず覚えてしまいます)、

+「やりたい」気持ちがさらにそれを伸ばすと思います。

文字の敏感期の娘は「ち」を飽きるほど書いても飽きずにマスターしました。

しかし「お友達の名前を書きたい」という強い思いが、結果的に多くの文字に触れるきっかけとなりました。

「やりたい!」を伸ばすことも親の対応で変わってきますが、「やりたい!」は子どものすべてを伸ばします。

さて、ここで「このお菓子を二人分にわけようね。こんなふうに分けることを“割る”っていうよ」と、そのうち訪れる算数教育の演算(わり算)への種まきもしています。

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横浜戸塚・モンテッソーリ教室情報!

日時:隔週土曜(2020年4月以降は不定期開催)

場所 :第2松本ビル 1階 奥の部屋

(横浜市戸塚区戸塚町3995 ホームページに場所記載あり)

※お車の方は駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。

対象年齢:0~3歳

ホームページ

https://peraichi.com/landing_pages/view/gs0q5

*お問合せはこちらまで:montessori.time1@gmail.com(主催:杉えみこ)