【モンテッソーリの子育て】おうちでの算数教育の取り入れ方

「おうちモンテ」という言葉をよく見かけますが、おうちモンテって何なんだろう。どうすればいいんだろう。

そう思っている方も多いと思います。

例えば、

「子どものやっていることをとことん見守る、だけでいいのかな?」

「シール貼りに集中しているから、微細運動をやりたい時期なんだ。けどその次は?」

「最近、子どもが文字に興味があるみたいだけど、一体何をしてあげれば・・」

などなど、いろんな声を聞いたことがあります。

さて、そこで算数教育について家でどんなことができるのかを考えてみました。

よく、キッチンには算数要素がいっぱいと言われますが、それを教育の流れに沿って考えてみました。

まず算数教育は「三者関係の一致」(数量-数詞-数字の3要素が一致して、はじめて数量概念が身に付いたと言われる)を重視しています。

その算数教育の入り口とは。

これは活動でいうと「算数棒」のお仕事になります。

↓学研さんから写真お借りしました。

・算数棒は赤と青(10㎝×10)の区切りでできています。

・この赤、青(数量)を、1、2、3…と数える(数詞)ことから、数量概念の基本練習が始まります。(三者関係の第一歩。)

・この後、数量と数字を一致させていくという活動があります。先ほどの算数棒に数字の書かれたカードを対応させていきます。(数量と数字の一致)

今の娘は、「物の数を数える」ことが大好き。つまり量と数詞の一致です。

ついでにエレベーターの階数を読むことにもはまってる。これは数詞と数字。

この状態なら、キッチンでの算数教育が試せそう、ということでとても簡単ですが作ってみました。

◆パウンドケーキ

↓手書きで準備するものを書きます。文字は読めないので、絵と数を中心に説明。

↓絵を見て、娘が冷蔵庫から取り出したもの。

↓卵、2個。メモを見ただけでわかったので「量と数詞と数字」が一致しています。割って混ぜ混ぜ。

↓粉類を量りにかける。メモリの数字と、私のメモの「100」(グラム)が一致しているか見比べやすいように、配置しています。

粉は小麦粉の他に、えんどう豆タンパク(ココア味)を加えています。私たちは普段から良質なタンパク質が不足していると言われています。なので植物性のたんぱく質を加えています。動物性だとザ・プロテインになってしまうので。

あとは砂糖をきび糖にして、既定分量より減らしています。

↓全部混ぜ終わり、オーブンへ。

↓50分待って、熱々を切る娘。「包丁熱い!なんで熱いの!?」→「包丁は鉄でできてるでしょ。鉄は熱を通すの。・・・云々」。会話の多い親子です。

↓娘の分。「5個ね」。数量と数詞。

いかがだったでしょうか。

何気に過ごしている日常にたくさんたくさんモンテ的活動が存在しています。

モンテッソーリの基礎を知っていると、家庭の中で、たくさんの活動ができます。

(ちなみに算数教育、言語教育、文化教育は知的教育分野と呼ばれているので、こんな活動一つでもドリルでの計算よりも、きっと楽しく数に触れることができますよ)

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横浜戸塚・モンテッソーリ教室情報!

日時:隔週土曜(1日3クラス)

場所 :第2松本ビル 1階 奥の部屋

(横浜市戸塚区戸塚町3995 ホームページに場所記載あり)

※お車の方は駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。

対象年齢:0~3歳

ホームページ

https://peraichi.com/landing_pages/view/gs0q5

*お問合せはこちらまで:montessori.time1@gmail.com(主催:杉えみこ)