オルタナティブ教育あれこれーレッジョ、イエナプラン視察報告会-

先日、18:00から東京で開催された「レッジョエミリア&イエナプラン視察報告会」に出席してきました。

18:00~20:00まで娘も眠気眼をこすりこすりしながら、驚くほど静かに2時間過ごしてくれました。

時折、ひそひそ声で耳打ちを。「もし、もっと夜遅くなってしまったら、お父さんも知歩も待てないから。その時は、先に帰るから。大丈夫だから。お母さんはそのままゆっくりしてて。大丈夫だから」

プレゼンテーターと真剣な出席者の雰囲気を察して、その場ではどう振る舞うべきかを3歳なりに精いっぱい考え、実践しているようでした。

*

さて。

この報告は、子どもの個性を伸ばすITものづくり教室「3rd school」を主宰されている山田さんからでした。

・レッジョエミリアアプローチ(教育)とは、「子どもは100の言葉を持っている」という考えから、その100の言葉(自由に感じ、表現する)を奪ってはならないという信念のもとに、どうやってその表現を引き出すかを求めるアプローチ法です。

授業は「プロジェクト」単位(1ヶ月もかかる長期プロジェクトなんかもあり)で進みます。プロジェクトでは複数人の子どもが関わるため意見の違いなんかも発生しますが、そこは衝突したり迎合するでもなく、認めるという方法でゴールへ向かっていきます。

視察報告の締めくくりは、北イタリアのレッジョエミリア市全体で取り組み「自分を知り、自分で幸せな人生を見つける子ども」を育てあげているという内容でした。

・イエナプランはオランダの学校約3%で実践されている教育法。

20の原則というものに従い「自立して社会に参加できる人を育てる」を目標に取り組んでいます。

オランダは移民の多い国。そこで最重要視されるのはコミュニケーションです。イエナプランはそんな民族的背景もあってなのか、一日の学校の流れは「対話(朝はサークルになり対話の時間)→遊び→催し(プレゼン)→仕事」というサイクルだそう。

先生はteacherではなくグループリーダー。何も教えこむことはしません。家庭と学校は分断されることなく、親もしっかり学校教育の中に入り込んでいます。

*

日本の一斉教育は、しっかりと基準に沿い、理解度をはかる試験にて授業内容の定着を審査しますが、これらの教育ではそのようなことはしません。

イエナプランでは教育目標をいかに共有するのか…それは先生みなで一枚のボード上に、明確なビジョンを写真や絵などで表現していくというもの。(とある学校での取り組み事例)

*

とても自由でありながらも、

自分の人生に責任を持ち、

それが結果的には「本当の幸せを知り、選ぶ力」へとつながっていることをよく知ることができた報告会でした。

*******

横浜戸塚・モンテッソーリ教室情報!

日時:隔週土曜(1日3クラス)

場所 :第2松本ビル 1階 奥の部屋

(横浜市戸塚区戸塚町3995 ホームページに場所記載あり)

※お車の方は駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。

対象年齢:0~3歳

ホームページ

https://peraichi.com/landing_pages/view/gs0q5

*お問合せはこちらまで:montessori.time1@gmail.com(主催:杉えみこ)