【モンテッソーリの子育て】勇気づけ育児~罰だとは思わずに罰を与えていると

勇気づけ子育ての基本は、

①子どもが「私は能力がある」と思うこと

②子どもが「人々は私の仲間だ」と思うこと

この二つの信念を持つように対応することです。これをいつも、どこでも思いささなくてはなりません。

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こうはならない対応を知らず知らずのうちにしてしまっている私たち親。

賞を与えてしまったり罰を与えてしまったり。(行動の動機が賞、罰になってしまう恐れあり)

さて、罰を与えると子どもはどうなってしまうのかを見ていきたいと思います。

・罰は負の注目になる

忙しいお母さんが「そんなことしちゃだめでしょ!」って気にかけてくれた!というのが嬉しくて行動を繰り返してしまうかも知れません。

子どもに限らずみんな、無視されるよりはみていてほしいですよね。

・罰する人がいなければ不適切な行動をする

行動の善悪の基準が「怒られるか怒られないか」になってしまうから。

子どもには、何がよくて何が悪いのか、それをみる目を養ってほしいですね。

・罰は子どもを消極的にする

罰によって不適切な行動はなくなるかも知れません。だけど、罰からは適切な行動を学ぶことはできません。

罰で子育てしてしまうと、不適切な行動もしないけど適切な行動もできない子どもになってしまう危険性もあります。

・適切な信念が育たない

罰を受けた子どもが「私には能力がある」と思うでしょうか。

きっと「私は能力がないんだ」と思うでしょうし、罰した大人のことを仲間だとも思えないでしょう。

それでは社会で調和した生活を送ることはできません。

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罰が体罰であればどうでしょうか。

悪いことをしたから罰を受けたんだ、次回からは気を付けようと思う子どもは少ないと思います。

「言うことを聞かせるには暴力が効果的なんだ」ということを学んでしまいます。

大人が教えたいことは、ほとんどが正しいことです。

しかし、その教え方によって何も伝わらず何も改善しないことを年頭に置き「どうすれば子どもは自分に能力があり、人々を仲間だと思えるのか」を思い出して接していきましょう!