【モンテッソーリの子育て】勇気づけ子育てを始めよう!(第一部 後半)

少し時間があきましたが・・

今回は、勇気づけ子育てを始めよう!勇気づけってそもそも何だろう?

から、スタートしていきたいと思います。

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アドラーの子育ての目標は、

行動面の目標 <1.自立する 2.社会と調和して生きる>を達成するために、

心理面の目標 <1.私は能力がある2.人々は私の仲間だ>という信念を子どもが持つことです。

この方向に援助することを勇気づけといっています。

◆注目の仕方

さて、続いて、子どもに対してどのような関心の示しかたがあるのかを書いてみます。

1. 正の注目

これは子どもの行動に対して喜びや親しさのようなプラスの感情をもって、関心を示すこと。

すると「私には能力がある。親は私の仲間」と感じるでしょう。

2. 負の注目

正とは対極的に、いかりや不安のようなマイナスの感情をもって、感心を示すこと。「何度言えばわかるの!」「ちゃんとしなさい」などなど。

すると「私は能力がない。親は私の仲間じゃない」と感じるかも・・・

それでも「親は私に関心がないわけではない」と思い不適切な行動をするかも知れません。

3.無視

無視はとても辛いです。不適切な行動をしてせめて負の注目をあつめたいと思うかも知れません。

4.権力争い

親がマイナスの感情を与えると、子どもも怒りなどマイナスの感情をもって反応することがあります。この悪循環を権力争いといいます。

◆不適切な行動への対処

不適切な行動というのは、正であれ負であれ注目を与えると、必ずその行動は続きます。

例えば、イヤなことがあって道端でひっくり返って泣きわめいたときに「もう勘弁してよ!やめなさい!」と言ってもその行動は続くでしょう。

もし泣き止んで「すごいよ!」と言っても、また道路で泣きわめく日が訪れます。

そらなら、同じようにイヤなことがあったとしても泣きわめかないとき(適切な行動)に、正の注目を与えます。すると「私は能力がある!親は仲間だ!」と思い、適切な行動をとるようになり不適切な行動は減っていきます。

もし、子どもとの関係が良ければ、不適切な行動のかわりに適切な行動を子どもと一緒に考えることもできます。

この場合、子どもの話をじっくり聞くのがポイントです。多くの場合、子どもが答えを持っているからです。

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ては、次回、勇気づけ育児スタートのためにこれまでの2回の話をまとめて、ポイントをお伝えしたいと思います!