【モンテッソーリの子育て】モンテッソーリ教育で目指す子どもの姿
モンテッソーリ教育というと、「自立」「集中」「器用」などのキーワードが思い浮かぶかと思います。
また、『子どもに身に付けさせたい能力』として、集中力をあげる方もいるかも知れません。
しかし、それらの『能力』を身に付けることがモンテッソーリ教育の最終目的ではないんです。
あまり知られてはいませんが、モンテッソーリ教育では子どもの【正常化】というものを目指しています。
正常化というと、もとは異常だったの?と思うかも知れませんが、そういう意味では使われていません。
正常化とは、子どもが本来持っている良い面を引き出すこと。これによって悪い面が影をひそめる(なくなる)という意味なんです。
具体的に正常化している子どもの例をあげてみます。
・自主自立している
・他人に優しい
・自分のやるべきことをわかっている
・先を見通し物事を順序立てて考えられる
・手先が器用
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それではなぜ、モンテッソーリ教育を受けるとこのような良い面が現れるのか?
人間の脳の発達は、
目でみたもの(視覚)
➡脳に届き情報処理し指令を出すことで
➡手などの外部器官を動かす
ことで、なされていきます。
手指を使うと脳が活性化されてボケない!と言われますよね。
例えば、子どもが目で情報を捉える(道端の小さな石など)➡拾いたいと思う➡指でつまむ
これが、脳を発達させる流れです。
このような手指を使うための道具をたくさん準備し、そこで子どもが自分でやりたいことを選ぶ、やってみて「楽しかった!」「なるほどそうなのか!」というアハ体験のようなものを経験すると、脳内の神経回路が活発に結びつきます。
このときに脳内の神経回路も繋ぎ変わるわけです。
この神経回路が増強され、繋ぎ変わることでこれまで姿を現さなかった人格(良い人格)が現れるのです。
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是非、子どもが興味のあることをとことんやらせてあげてみてください!