【モンテッソーリ基礎理論】自立に向かう子どもの力

昨日、子どもを自立に導くための親の対応について書きました。

子どもを自立に導く、というその前提には子どもが伸びようとする力があるのです。

そこで今日は子どもが持っている自ら伸びようとする力について書いてみたいと思います。

◆赤ちゃんは教えられずとも言葉を話すようになる

先日のブログでも書きましたが、生まれたての赤ちゃんは、

「吸う」「飲み込む」「呼吸する」ことしかできません。

それが1年もたつと歩き、そのうち話すようになるのです。

何かができるようになるという力は子ども自身に内在しています。

このように教えられてではなく、自分で自立・発達していこうとする力をマリア・モンテッソーリは「自己教育力」と言いました。

または「自己開発力」「自己成長発達力」とも呼んでいます。

◆自己教育力が発揮される場とは

「子どもは大人によって教えられて成長するのではなく環境を吸収し成長していく」というのがモンテッソーリの考え方です。

子どもに内在する「自己教育力」が発揮されるためにはその対象としての環境が重要です。

  • さて、その「環境」とは一体どういうものでしょうか・・?

「環境」とは子どもを取り巻くすべての環境のことですが、具体的に次の2つに分けられます。

①【物的環境】:子どもが興味を示す用具・教材(モンテッソーリでは“教具”という特別に考え出された道具があります)

②【人的環境】:私たち大人

環境にはそれぞれ役割があります。

例えば、子どもが物的環境として練習用に置いてあるハサミに興味を持った場合、人的環境である大人がその使い方をゆっくり見せる(提示)ということが、それぞれの環境の持つ役割です。

つまり、

自己教育を発揮する場=

子どもが物的環境に興味を持ち、

人的環境である大人が子どもと物的環境の橋渡しをする、

というように言い換えられます。

次回は、【環境作り】について書いていきます。