【モンテッソーリ教育】秩序の敏感期

1歳10ヶ月の娘が数ヵ月前からよくやる行動があります。

目に留まる物を指さして、これは誰の所有物かということを大人に答えさせるというものです。

これは娘が私とのやり取りを楽しんでいるだけなのだと思っていました。

しかし、実は「秩序」の敏感期であるとわかりました。

こどもは2歳前後にもっとも強く、

  • 場所
  • やり方
  • 順番

そして、

  • 所有者

にこだわります。

これは自分の中で秩序を持って、生まれてから右も左もわからない世界を理解し自分のいる場所を理解していっていると言われています。

そしていつもの場所、いつものやり方と順番があれば【ひとりで】ものごとを成し遂げられます。

その内面にある秩序が外に表れるのが【こだわり】なのです。

いつもの場所になければ混乱して泣き、いつもの道順でいかなければ怒ってその場から動かなくなる・・・親から見ればワガママで手のかかるこどもですね。

なお、所有者についても同じです。それは誰のものであるから他の人が持ってはいけないのです。

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秩序の敏感期は4歳頃に終わると言われています。

このときに秩序感を持って過ごせたこどもは、自分の軸ができ、その後も落ち着いて過ごしていくことができますが、

その環境になかったこどもは、その後もなかなか落ち着くことができないようです。

「イヤイヤ」と言って泣いて困らせることだけが「秩序の敏感期」であると思っていましたが、ひたすら所有者を答えさせる行動も敏感期の特徴でした。

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「いつも同じ」を心がけて、こどもの中に芽生えた秩序感を大切にしたいです。