【こどもの可能性】モンテッソーリ教育(成長のサイクル)
これまでのブログで、こどもの自立のためには「こどもが自ら選び、やりはじめたことは、やりきるまで見守る」ことが有効だということを書いてきました。
これをモンテッソーリ教育では、成長のサイクルとして明確に説明しています。
しかしモンテッソーリ教育にこだわらずとも、このことを知っていれば、十分にこどもの成長の援助ができると思います。
コツがわかれば誰でもこどもを自立に向かわせられる。それくらい身近で無理なくこどもに接する方法を示しているのがモンテッソーリ教育だと思います。
それでは成長のための活動サイクルについて書いていきたいと思います。
【活動サイクル】
①こどもは自分の置かれている環境の中を探索する
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②興味のあることを選ぶ(自己選択)
いま、自分が成長のために必要としていることを本能に従い選び出します。これをモンテッソーリ教育では【お仕事】とよんでいます。
例えば、こどもはよく道端で小さい小石などを見つけてはつまみます。そしてそれをつまんではマンホールの蓋の穴に落とすといった行動をするときがあります。
これは運動の敏感期だと考えられます。
つまむ・穴に落とす、という行動を、目で見て脳が指令を出して実際に指が動くのですが、目と手の協応動作は生きていくうえでは不可欠です。
そのことをこどもは知っていて、つまんだり落としたりする道具(教具)を選び出します。
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③集中して、その活動を繰り返す(集中現象)
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④十分にやり抜いたあと達成感と満足感を得る(自己完了)
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⑤自信を得て、新たなステップへ踏み出す
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また新しいサイクルが始まります。
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③の「集中現象」こそがすべての鍵だとマリア・モンテッソーリは言いました。
集中現象を妨げるような、
親の「過干渉、過保護」は、こどもに達成感を経験させることができません。こどもは気まぐれ、集中できないということに繋がります。
また「放任主義」はこどもを無気力、無関心にさせることもあります。
このことからも、親は、こどもが【お仕事】に集中できるよう環境の一部になるよう徹しなければならないのです。
こどもは満足するまで集中して活動を繰り返すことで生きるために必要な能力を習得し、自信をつけて、次のステップへと進むのです。