【こどもの可能性】”こだわり”について

保育の勉強をしていると、いろいろなこどもの話を聞くことが出来ます。

今日はその中の話から書いてみたいと思います。

◆こどもの”こだわり”

ある男の子(2才)が、公園へ行った時に「テーブルと椅子がないからお弁当は食べない」と言います。

その母親はそんなに几帳面に育てたつもりはないのに、ずいぶんと行儀良く、またこだわりの強い子だと思ったそうです。

また別の女の子(2才6ヶ月)の話です。

友達が家に来たときに、母親がコーヒーを出しました。すると、そのコーヒーカップはいつもお母さんが使ってるから他の人に出したらダメ!と言ってきかず、結局は食器棚にしまったといいます。

とても頑固で困ったということでした。

しかし年齢が進み、いずれも共通してそのようなことがなくなったそうです。

今では外でお弁当も食べるし、率先してお茶出しも手伝うということです。

「こどもは大きくなるといろいろなことを理解し、心配しているようなことはほとんど消えていく。母親は心配しすぎる必要はない」との説明でした。

ここに一歩踏み込んで「心配しすぎない」ための知識があれば良いとは思いませんか?

◆秩序にこだわる時期

私が勉強している「モンテッソーリ教育」では、こどもの不可解な行動に納得いく理由を教えてくれます。

例えば、今回のようなこだわりの時期を「秩序の敏感期」といっています。

秩序の敏感期は、【順番・場所・やり方・位置など】にとてもこだわります。

こどもは、何も知らない世界で秩序を頼りに少しずつ安心して世界を広げてきました。

なので、その秩序が乱れると混乱するのです。

敏感期には期間があり終わりがやってきます。

「いつか終わるからそれまでの辛抱」とは思わずに、「これは今しか表れない成長の時」なんだと思えれば気持ちは楽になると思います。

◆知って変わったこと

子育てをしていて、あれもこれも知りたいと思うようになりました。

そして、気になる分野を勉強しはじめると、その過程で点と点がつながるときがあります。

そうなるとこどもの「困った」行動が成長であると思えて見方も変わりました。

今後もこどもをじっくり観察し、知識と照らし合わせながら気づいたことを記録していこうと思います。