【人生】カラーバス効果と思い込みの鎖

カラーバス効果という言葉をご存じの方も多いと思います。

これは、

「自分が意識していることに関する情報が自分に舞い込んでくる」

つまり、

意識していることに関する情報には無意識にも目がいってしまう」ということです。

◆子育てとカラーバス効果

子育てをするようになって、

「少子高齢と言うけど、ベビーカー押してる人、多くない!?」と思うようになりました。

電車もバスも赤ちゃんがたくさんいる。

これは私だけではなく子育てママからよく聞く言葉です。

自分が子育てするようになって、これまで気に留めていなかったことに気づくようになったんですね。

そうなると、ベビーカー利用時の、周囲からの手助けについては特にありがたいと思うようになりました。

自分が一人でいるときは「大変そう」で済ませていた分、手助けしてくれる多くの人の気持ちに敬意を払わずにはいられません。

そして、私の意識も変わりました。

お年寄りの方や車イスの方、子連れママ、忙しそうなサラリーマン、旅行用鞄を持つ外国人、・・・

その人たちに特に目につく景色や情報があるはずだと。

主観的に物事を見るくせが強い私にとって、意識的に見方を変えると言う行為は視野を広げる楽しい実験でもありました。

思い込みの鎖

意識的に見方を変える。

そこで見える景色は、自分が視野を広げて見えている景色。

しかしこれは「意識的に見方を変えているつもり」なだけであり、見方が変わったという思い込みではないか、とも思うようになってきました。

本当は、その本人でなければどう見えていて、どんな情報をキャッチしているかわからない。

私の視野というものは、

結局は主観を通しての見え方であり、

何ひとつ見え方など変わっていないのではないか。

意識していることは自然と目につく、

意識していないことは存在にすら気づかない、

それならば他者の気持ちになって、物事を見てみようとする(見えていると思い込んでる?)、

しかし目を向けようとしているそのことすらも主観を通して見ている(のではないか。)、

結局は思い込みの鎖につながれているのではないかと思うのです。

思い込みの鎖を切るためには客観性が必要です。

私の場合、感情ではなく論理的に考えることで、思い込みにストップをかけられるのではないかと思っています。

今後、思い込みや論理思考については綴っていこうと思います。