【こどもの可能性】あそびの重要性
大人にとってのあそびとは、娯楽やストレス発散、息抜きといった意味合いを持っています。
しかし、こどもにとってのあそびとは成長そのものに直結し、日常そのものを意味しています。
そこで今回はあそびの中で発達させる「8つの機能とはどういうものか」を紹介したいと思います。
①身体機能
身体的な発育や身体器官の活動機能
②運動能力
身体全体を使う全身の運動能力、指先に集中する力、手先の細かい動作
③認知能力
知覚、記憶、学習、思考の諸機能
④言語能力
言語、語彙の増加、文法の基本ルール、読み書き
※言語はコミュニケーションの他、思考の基本となります。
⑤コミュニケーション能力
自分の考えや感情を効果的に他者に伝える、また他者の考えや感情を捉えおうとうする力
⑥社会的スキル
社会のルールやマナーの習得、他社との関係構築する力
⑦自己の発達
自己と他社の区別、自主性、自立、自己コントロール
⑧情緒の安定
あそびにより心が開放され情緒が安定すること
こどもは日ごろの”あそび”を通してこれらの機能を発達させています。
また外の空気、いろいろな人からの挨拶や何気ない会話、季節の草花のにおい、こどもは自分を取り巻く世界に興味を持ち発想力を働かせながら日々を過ごしています。
今のようにおもちゃのなかった頃、例えば石ころがあると、砂の上になにかを書いたり石蹴りをしたりしていましたが、今ではむこうから働きかけてくるおもちゃでなければ遊べないこどももいると言います。
こどもの成長のためには、おもちゃを与えるだけではなく、こどもを観察し、さまざまな体験が出来るよう支援をしていく必要があります。