【人生】ゼロの自分に「イチ」を足す
この「ゼロの自分にイチを足す」は、
堀江貴文さんの書いた「ゼロ‐なにもない自分に小さなイチを足していく(※1)」という本そのものです。
子育ては人を育てることです。難しいのかどうかすらもわからない、正解のないものです。
ある日この世に誕生した、目もよく見えていない人間と一緒に生活していくのです。
ここでは「イチを足す」ことについて書いてみようと思います。
◆「イチを足す」って何?
この本は、堀江氏が働くことにこだわる理由や、働く意味について書かれています。
このなかで、堀江氏が若者から受ける質問について書いてありました。
・転職したいがどんな転職が良いか?
・起業したいがどんなビジネスプランが考えられるか?
・自分の持っているアイデアに勝算はあるか?
というものが多いそうです。
これに対して、
【彼らはみんな「掛け算」、わかりやすくいうと「成功へのショートカット」を求めている】
と述べています。
さらにこう続きます。私が特に好きな内容です。
人が新しい一歩を踏み出そうとすきとき、次へのステップへ進もうとするとき、そのスタートラインにおいては誰もが等しくゼロだ。
つまり「掛け算」の答えを求めているあなたはゼロなのである。
そしてゼロになにを掛けたところでゼロのままだ。
物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。
まずはゼロとしての自分に小さなイチを足す。
小さく地道な一歩を踏み出す
「地道」とか「一歩」と聞くと、求める先は一体いつになるのかと思い、うんざりします。
少しずつでも積み重ねてきた経験を生かせないものかと思うからです。
その積み重ねてきた経験を、しっかりとした一歩として、掛け算に使えるなら良いのですが、子育てはそうはいかないのです。
◆だからこそ楽しい
子育てにおいては、毎日が初めてのことです。
踏み出したつもりの一歩が、どこにつながっている道なのかわかりません。
そもそもその一歩が「イチ」になっているのかもわかりません。
イチにイチを足す、ひたすら積み重ね。
いつか、それを掛け算してくれるのが、子供自身なんだと信じています。
その前向きな気持ちが、子育ての楽しさなんだと思います。
そして私としては、たくさん勉強をして子供の環境を作り続けたいと思ってます。
◆自分自身にも「イチ」が必要
今の私は育休中であり、育児中心の生活です。
そして育児を通して自分の人生も考えています。
キャリアプランそのものではなく、生きたい道を考えています。
やってきた仕事も経験も唯一無二ではありますが、秀でた何かはありません。
これまでの経験で唯一得たものは、おそらく”考える”という習慣です。
ゼロでありながら、これをベースに二つの資格に取り組み、また起業にむけて、自分にイチを足していけると信じています。
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(※1)堀江貴文「ゼロ‐なにもない自分に小さなイチを足していく」2013年発行