3歳からの言語教育と敏感期
モンテッソーリ教育では言語教育の基本として、話しことばを大切にしています。語彙を豊かにするために、小さい頃から家庭内でも美しい言葉でたくさん話してあげましょう。
私はサリーウォードの“語りかけ育児”という本を参考にしてきました。
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さて、言語教育は“書く”ことから“読む”ことへと進んでいきます。
書くというのは、日常生活の中でたくさん手を動かし少しずつ器用さを獲得し字を再現するという作業であり、読むというのは文字のかたまりである単語を読み意味を理解するという高度な活動だと考えられています。
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先日4歳になった娘。
字を書くということに関しては、普段から台所仕事をしたりハサミを使ったり、モンテッソーリ活動の中でメタルインセッツや砂文字板の活動を通して“書くための手”を獲得してきました。
↓メタルインセッツの活動
↓砂文字板
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字を読むことに関しては、敏感期も見られずそんなに興味も示しませんでしたが、少し前から拾い読みをするようになり、読める字が増えたので、壁に五十音を貼りました。
すると、「お友達の名前を作りたい」といって、五十音から文字を取り出して構成しはじめました。言語教育においては五十音の並んだ箱(移動五十音の箱)を使い“文字ならべ”と言う活動で配列を知ったのち、単語を構成する“単語ならべ”という活動に入りますが、興味を示したので、単語ならべからスタート。
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五十音から友達の名前を探してあちこち移動。
なので、おおよそ、どの文字がどのあたりにあるかを覚えてきました。
やはり子どもは“動きながら学ぶ”、です。
私がひらがなを覚えた遠い昔は、鉛筆を持って何回も何回も字を書きました。字がふにゃふにゃでうまく書けなかったし、五十音の配列など意識もせず、ひたすら書いて、途中で「楽しくない…」と思った記憶があります。
しかし、今、娘は楽しみながら文字を探し、単語を作っています。
モンテッソーリ教育では、その時、子どもが発達に必要としている環境として特別な「教具」というものが考え出されましたが、くもんシリーズや手作りでたくさん代用できます。
一番大切なのは、「子どもには自ら発達しようとする自己成長力がある」ことを知り「見守る」ことです。
無理に字を書かせて覚えさせても、子どもが覚えるのは「字を書くのは苦痛なこと」ということです。
私も我が子をしっかり観察して見守れるようになりたいです。
そのためには子どものこと、親のマインド、たくさんの勉強をしなければならないと思っています。
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