【モンテッソーリの子育て】感情をぶつけたあとに
なんだか特別な理由もなくイライラしていた先日。あれこれ不愉快になる原因は思い付くけれど、とにかくしっくりこない一日だった。
そんな中、おやつの時間でもないのにチョコレートを発見した娘が「食べたい!」の一点ばりに。
そして「食べないから、見たい」にかわり、渡すとすぐに食べてしまった。
おやつを食べてもご飯はしっかり食べるし、おやつの時間じゃないと言っても普段からおやつの時間はあやふや。
何がこんなにイヤなんだろう。
と思いつつ、気持ちはグラグラッ
「見るだけって言ったから渡したのに、食べたのは何で?」と、別に理由が聞きたい訳じゃないのに澱んでいた気持ちが流れ出た。
そうなると言葉は止まることを知らずに、ひたすら澱みを出ためだけに出続ける。
「もう、これ以上言っちゃだめだ」「娘が嫌味なことを言う人になってしまう」と思いつつも。
*
夜、お風呂に入る頃には娘と(人と)穏やかに向き合える自分に戻り、この出来事を切り出した。
すると娘。
「お母さんがチョコレート好きなのに、知歩が横取りした。お母さんの分なくなった。お母さん悲しい」
あぁ、違う。全然違う・・!
だけどそうなるよね・・
感情を吐き出すと、吐き出した側はすっきりするが、
吐き出された側はそれを吐き出せない。
ゴミ箱のように溜めていってしまう。
と言うのはそのとおりで、
やはり自分の機嫌は自分でとらなければいけない。
その原因が相手にあったとしても相手を変えることで(改善させることで)自分の機嫌を直すのではない。相手と向き合うには【まずは自分の気持ちをフラットにしてから!】。そのあと、相手のその行動にどう対応するかを考える。
結局、感情をぶつけたところで物事は好転しないし最終的には多大なる損失を生むだけ。
相手を変えるのではない。自分が変わるのだ
人間は感情の生きものだけれども、それは心のなかだけにしなければならない。
痛感しました。