【モンテッソーリの子育て】お箸を持つ
幼稚園児のお母さんから聞く「うちの子、まだお箸が持てないんです」という悩み。
エジソン箸なら使えるのですが、、、という内容。
モンテッソーリ教育では、【親指・なか指・ひとさし指】を使う作業(お仕事)がたくさんあります。そして年齢ごとに難易度が上がっていきます。
これは日常生活の基礎となる動きの獲得に役立ちます。
◆0才
:手のひら全体を使い握る・離すを促す(くるみ落し)
◆1才~2才
:指を使う練習(つまようじ落し)
:さらに、親指・なか指・ひとさし指を使う練習
-二つのお皿を並べ、片方に入れてあるものを、空のお皿に移す(スプーンを使う)。移すものははじめは大きなもの(直径1センチほどのポンポンなど)から、難易度を上げていく(最後は色砂など砂糖のような粒度へ)
スプーンは握ってしまわないように大人が持ち方を見せます
:はさむ動きの練習
-上記のスプーンの練習と同じように二つのお皿を並べ、その中にあるものを移す(シュガートング)。
お箸のように三本指で持ちます。
◆3才~:お箸の練習(年齢に関係なく子どもが興味を持てば)
:フェルトを縦1センチ、横2センチに切りクルクル巻きます。そして糸などで留めます。それをスプーンのときと同じようにお皿に入れ、お箸を使ってもう一方のお皿に移す練習をします。
お箸は、普通のお箸で。
お箸の持ち方は、大人が見せます。
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こうやって少しずつ自分の思い通りに動くようになった手は、さらに器用に、そして日常生活をスムーズにしてくれます。