【モンテッソーリの子育て】知性の芽ばえ~考える力を育てよう③
前回書いたのは知性の芽生えを助けるための「抽象概念を具体化」した教具のことでした。
抽象概念を具体化するというのは、なんとなくなものをクリアにするということですよね。
子どもは、生まれてから3年ほどは、目の前にあるもの、聞こえる音、とりまく全ての情報・環境をひたすら溜め込んでいきます。
意識せずに感じたままを体が覚えていくのです。(なので、3歳までは記憶がないと言われます)
そんな子どもたちが、ひたすら溜め込んだ情報をもとに、いよいよいろんなことを意識的に頭のなかで整理していくのが3歳頃。
それを手助けするのが「教具」なのですが、そんな混沌とした子どもの頭のなかを整理するには教具しかないのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
「会話」(会話の可視化)という手軽なコミュニケーションがとっても役に立つんです。
ちょうど3歳頃といえば、子どもの「なぜなに」攻撃がはじまるとき。
なぜ?は、物事の理由を知りたいということ。
これを面倒だと思わず、
「なんとなく、をクリアにする」ことが面白い!と子どもに思わせられたら、とっても良いと思いませんか?
これはいろんな情報をシンプルにして、そのつながり(因果関係)を紐解いていくということです。
つまり『論理的に考える』ということなんです。
それでは次回は『論理的に考える』こととはどういうことなのかを書いていきたいと思います。