【モンテッソーリの子育て】知性の芽ばえ~考える力を育てよう②
モンテッソーリには子どもの成長を助けるための教材(教具)があります。
教具は「抽象概念を具体化させる」ために考え出されたものであり、教具を扱っているとボンヤリとしてたイメージが具体的になります。
例えば、大きい・小さい。
これを口頭で説明するのは難しいですが目の前に大きなつみ木と小さなつみ木があれば、大きい・小さいという抽象的な概念を、目で見て理解することができるはずです。
しかし、そのつみ木にカラフルな色が塗られていたらどうでしょう?
大小よりも色に気をとられてしまいますよね。
ですので、教具は、「色、素材、形、重さ」など具体化したい部分以外は統一して作られています。
そのことにより、
「比較したいことが、明確にわかる」ようにできているのです。
これを、少しずつ考えることができるようになってきた3歳頃から使い子どもの頭の中を整理する手助けをするのです。
(子どもが興味を示さなければ、それ以上は勧めなない)
さて、次回は、知性の芽ばえを迎えた子どもたちが、さらに論理的に考えられるようになる方法をご紹介します。