家庭での教育方針の共有が大事。だと結果が教えてくれる話
数日前、緊急手術をすることになり入院しました。予後が思わしくなく、毎日、痛み止めを使いほぼ寝たきり生活。
まだ断乳もしていない娘は、夜になると涙をこらえながら私の帰りを待ち、泣き疲れて寝てしまうよう・・
完全にワンオペ育児を通り越して、父子家庭生活+病人を支え、夜中に仕事をするという生活を送っている旦那さん。
こんなときに【教育方針の共有】なんて悠長なこと言ってられない!
状態ですが、我が家なりの【モンテッソーリ育児】を旦那さんがよく理解し賛同してくれていることがわかりました。
ポイントは、
- 娘がしようとしていることは、手伝って、と言われるまで見守る
- 娘が”今したい”ことのサインを見逃さない
- 娘の言葉が宇宙語であってもしっかり聞いて、大人の意見を伝える
- 娘を尊重する=強制しない、無視しない、ルールは首尾一貫する、説明する
- 2歳の今は五感の刺激を大切に、ありとあらゆるものを感じさせる
こんなところです。
難しい教具(モンテッソーリ教育で使う道具)は必要ありません。
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ちょうど緊急入院する前から「スナップボタン」を自分で留めたがっていた娘。
やり方をゆっくり見せても小さな凹凸が合わずに留まりません。私が見ているのをわかっているから「やってー」と言って投げ出してしまう、の繰り返しでした。
しかしこの数日、適度な距離で娘の「やりたい!」を見守っていた旦那さんから、娘がスナップボタンを留められたと動画が送られてきました。
ここで父親が「できないんだからやるよ!」と手を貸すと、スナップボタンの”パチン”という音を娘自らの指で感じ、聞くのはまだ先になっていたでしょう。
子どもは、「やりたいけどできない」のではなく「やり方がわからない」だけです。
大人のやり方を見て、試行錯誤し、できた!ときの達成感を何度も味わわせてあげたいというのが我が家の共通の思いです。
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皆さまは【家庭での教育方針】と聞くと何を想像しますか?
私は、親と子の関わり方すべてだと思っています。
両親がいてもシングルや祖父母が養育者であっても、子どもに接する大人の原動が首尾一貫していることがとても大事だと思うのです。
そこの基本には【傾聴し、尊重し、作り出し、育てる】ことを意識した会話をする努力が必要かも知れません。