【レポート】モンテッソーリスクール勉強会(ホームモンテッソーリ取入れポイント)
「ホームモンテッソーリ」と銘打ったモンテッソーリスクール”ピッキオ(武蔵小杉)”主催の「おうちでできるモンテッソーリ”の取り入れ方」の勉強会参加のレポートです。
この勉強会は3時間あり大まかに次の内容で実施されました。
①子育ての”こんなときはどう対応すればいいの?”
②モンテッソーリ的絵本の選び方
③脳の発達にいい玩具選び
それぞれの内容を書いていきたいと思います。
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①子育ての”こんなときはどう対応すればいいの?“
参加者の母親たちの疑問に先生が答えるという形式でざっくばらんに話す場でした。
私の”こんなとき”は、娘に買った包丁の扱いについて。
この包丁は丸刃であるため触れただけで血が出る包丁ではないものの、キュウリくらいであればスパッと切れます。
近頃、娘が自分でおやつ(バナナやトマト)を作りたがり、包丁に興味を持ちはじめていました。
そこで自分のタイミングで自由に作れるよう小さな台にまな板と一緒にセットしました。
・・しかしやはり心配。いくら刃を触っても切れないと言っても、置いておくと危ないもの。
- これを狭いキッチンのどこにどう片付ける?
- 娘が、自分でやりたいと思った時に、どこに片付けてあれば、安全かつ自由に使える?
▶娘は2歳なりたて。理屈も理論も理解はできない。ただ、ルールは理解できる。
▶▶と言うことで、この発達段階においては【娘の手の届かない場所に一緒に片付ける。使いたい時にはその場所から出すように言ってもらう】ことにしました。
たからの持ち腐れになりませんように、と思いながら。
②モンテッソーリ的絵本の選び方
乳幼児は、まだまだこの世の中のことを知りません。
その段階においては、
・出来るだけ美しい描写で
・美しい日本語で
・現実的なもの
が良いとされています。
モンテッソーリでは空想を生むのはファンタジーやSFではなく、現実的にあるものを掛け合わせることで新しいものを創造されると考えられています。
そして年齢を重ねると、言葉や文字に興味を持ち読解力や理解力も上がっていきます。
▶絵本選びのポイントは、
・乳児~1歳の頃は【福音館】や【薮内正幸さん】の絵本がおすすめです。
また厚紙の絵本も良いです。
・2歳になり理解力もあがってくると、ストーリー性があり言葉のテンポの良い【ぐりとぐら】、しかけ絵本で絵本好きのきっかけを作る、外国文化がわかるおおきなかぶ、なんかが楽しめそうです。
ちなみに、
日本の絵本はメッセージがダイレクトに伝わってきますが、
おおきなかぶ(ロシア)など外国の絵本にはメッセージが隠されています。
おおきなかぶには、父母が出てきません。出稼ぎに行っているためですが、貧しい頃のロシアが時代背景にあります。
・3歳~4歳になると、ぐっと理解力もあがるため、【からすのパン屋さん】のような文字数が多く、かつ、絵本の内容についてあれこれ話せるものが楽しそうです。
具体的な絵本の紹介は、今後書きたいと思います。
③脳の発達にいい玩具選び
こちらのスクールでは、【木の玩具】【パズル】【絵合わせカード】がおすすめでした。
全体的に「子どもの”できた”」を助けるというコンセプトに、幼児塾のような脳トレの要素も多分にあるスクールでした。
「子どもの筆圧をあげるためには」、「子どもの興味をひくためには」、などお母さんたちが相談した悩みに対しての回答が示唆に富んでいました。
モンテッソーリ以外の方法でも回答をいただけるスクールです。