【こどもの可能性】モンテッソーリ教育(こどもが伸びようとする時期とは)
マリア・モンテッソーリが考えたモンテッソーリ教育ですが、これは「こどもを観察する」ことから始まりました。
今の子育てママたちは
「うちのこども、こんなことにこだわるけど、大丈夫?」
「すごい頑固でかわいくない」
「ずっと同じことばかり繰返してるけど何で?」
ということが少なからずあると思います。
そして、ママ友と「こどもあるある」の情報交換をしたり、自分の親との会話に出してみたりしながら、日々、子育てしていると思います。
しかし、ここで、知識があると、こどもの能力を何倍にも引き上げることができます。
そこで今回は「こどもの、この行動って何?」ということについて書きたいと思います。
これは、実はある一定の時期にしか表れない特異な行動なのです。
◆大人には理解できないイタズラの数々
こどもの月齢、年齢によってイタズラの内容は変わってきますが、よくあるものをいくつか挙げてみます。
- ティッシュペーパーの箱からひたら紙をだす
- トイレットペーパーをぐるぐると引っ張ってトイレがペーパーの山!
- 気づけば財布の中身を全部出していた
- 散歩していると白線の上を歩きたがる
- 物を投げて転がる様子を眺める
- 自分がやっていたことを手伝おうとすると火がついたように怒る
これを見ると「あーあ、こんなにティッシュ出して・・・もったいない」と言うことになります。
このイタズラは、こどもが暇潰しでやっているわけでも大人に振り向いてもらうためにやっているわけでもないのです。
- ティッシュペーパーを引き出すのは、自分の思い通りに指先を使えるようになってきた=運動をしている
- 物が転がるのを眺める=感覚を刺激されている
- 自分のやっていたことを手伝おうとすると怒る=自分のルール(秩序)を守りたい
このように「運動」「感覚」「秩序」といった生きていくのに必要なことを、自分の中で身に付けようとしている時期なのです。
この自ら伸びようとする時期のことをモンテッソーリ教育では「敏感期」と言います。「敏感期」は「期」なので、文字通りいつかは終わってしまうものです。
この「敏感期」を親が知り、見逃さずに適切に対応することで、将来的にこどもの並外れた集中力を育み、感性を磨くことになるのです。
次回は、「敏感期」に適切に対応すると、何故こどもに集中力がつくのかなど、敏感期の種類やその意味について深く掘り下げてみたいと思います。