数量概念の基本練習
日を追うごとに、数への興味が強くなる娘。
さて、モンテッソーリ教育では「数量、数詞、数字」の三者関係の一致を算数分野での基本と位置付けていて、そのために「数量概念の基本練習」というのをきっちりと行います。
とても簡単に見える活動なのに、楽しそうに繰り返して行う姿を見ると、敏感期なんだなぁと思います。
特に好きなのが、数字の数だけ棒を入れる「数字と数量の一致」そして「0は何もない」、ということを、手の感覚で知っていく、こちら↓
◆錘形棒
棒を一本ずつ握り、箱に書いてある本数だけ手にとることができたら、輪ゴムで縛ります。
手で一本ずつ握ることにより、“1、増える”ことを体感します。子どもの発達は“感覚を通して動きながら学ぶ”ことで成されるので、モンテッソーリ教育では動きが伴う活動が準備されています。
そして輪ゴムでとめるのにも理由があります。
1 、そのものは分離量といいます。例えば子どもは3の箱に棒を入れるとき、1本ずつ「いち、に、さん」と数えますが、実はそれではバラバラの状態での“1”が強調されすぎて、3 という数ではなく1の集合に見えています。(数が分離している)
なので、輪ゴムでしばり、バラバラで1が集合している状態から、3という塊がどれだけのものかを見えやすくする工夫なのです。これを連続量といいます。
つまり、「分離量を連続数」にするために輪ゴムでとめるのです。
さて、錘形棒と平行して好きなのがこちら。
◆色ビーズのおしごと
色ビーズを並べたあとは、さらに、それを定着させるためのワーク。この年齢の子どもは色塗りも好きだし、ビーズを数えて同じ色を塗ることが楽しそう↓
どちらも“感覚を通して動きながら学ぶ”活動です。
色ビーズでは、色と数詞の一致を行いますが、これは今後準備されているセガン板の活動へとつながっていきます。
このような活動を通して、数量概念が身についたら、十進法、四則演算(卒園することには暗算でのわり算ができるようになっている)までを、大人が教え込むことなく、自然と身につくように体系化されているのが算数教育です。
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◆横浜戸塚モンテッソーリ教室
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