【モンテッソーリの子育て】「みんなが使うでしょ」
「自立していて有能で、思いやりと責任感があり、一生涯を通して学び続ける姿勢をもった人間」
これがモンテッソーリ教育を受けた子どもの育つ姿と言われています。
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モンテッソーリ教育は早期知的教育でもなければ詰め込み式の一方通行の教育でもありません。
子どもの敏感期にあった環境を準備することで子どもが自らやりたいことを選択し、
そこに大人があれこれ使い方などを教えることなく見守り(口での説明ではなくやり方を見せるだけ)、
その結果試行錯誤した子どもは「できた!」を経験し、
その作業にのめり込んでいく。
ーこれがモンテッソーリ教育の方法です。
その環境は室内であったり屋外であったり。家庭であったり、園であったり。
決して手指を動かすだけの室内活動がモンテッソーリ教育ではありません。
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さて、ここ数日の娘。
「おかーさーん、おかーさーん、さみしいよー」が口癖のようにいつも私を呼んでいます。食事の時も椅子をぴったりくっつける。
そんな娘が今日も、
「お母さん、何してるの?」
「おやつの枝豆湯がいてるよ(時々登場するしぶいおやつ)」
「ふーん。そっか」
珍しくあっさり。
しばらくして静かな和室をのぞくと、娘がひたすら洗濯物のハンカチ類をたたんでいました。
折り紙でも角をあわせて折るのがブーム。
ちょうどやりたいことが見つかって良かったと一安心でした。
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そして夕食時の話題。
私「さっき、洗濯物たたんで待っててくれてありがとう」
娘「うん。」「でも、待ってたんじゃないよ。タオルはみんなが使うでしょ。だからたたんでたの」
↓娘がたたんだ我が家のタオルたち。
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…
ああ、そっか。
タオルをたたんだ目的は時間を持て余したからではなかったんだ。能動的な理由があったんだ。と軽率な発言を反省しました。
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モンテッソーリ教育では、たくさんの「できた」を経験します。
そしてそれは、大人が「すごいね!」なんていう声掛けをしなくても、子どもの中では十分に自分を認める理由であり自己有能感につながっていくのです。
娘もこれまでたくさんの「できた」を経験してきました。「できない~。やって~」ももちろんありますが。
人は、自分のことができると周りのことに目を配り始めます。
きっと娘も、和室で取り入れっぱなしになっている洗濯物を見て、自分の「できた(私はたためる!)」を思い起こしたのでしょう。
スモールステップながらも確実に、子どもは成長していくのを目の当たりにしました。
きっと、こんな出来事は形を変えて日常にたくさん現れていると思います。大人は忙しすぎてなかなか気づくことができませんが・・・
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横浜戸塚・モンテッソーリ教室情報!
日時:隔週土曜(1日3クラス)
場所 :第2松本ビル 1階 奥の部屋
(横浜市戸塚区戸塚町3995 ホームページに場所記載あり)
※お車の方は駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。
対象年齢:0~3歳
ホームページ:
https://peraichi.com/landing_pages/view/gs0q5
*お問合せはこちらまで:montessori.time1@gmail.com(主催:杉えみこ)