【モンテッソーリの子育て】子育てと認知症介護。ダブルケアからトリプルケアへ。トリプルケアは終わりのないトライアングルへ。
社会問題総ざらい。
私の実家、社会問題となっているたくさんのケアが発生しています。
子育て、認知症介護、老々介護、母子家庭。
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70の父親が、91の祖母をみる。
91の祖母は86で孤独死した妹を時おりみていた。
70の父親と私が若年性認知症の母親をみる。
私は2歳の娘をみる。
私の姉は早くに夫をなくし思春期の子どもに四苦八苦。そんな中でも若年性認知症の母親をみる。
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核家族で身内が少ない我が家。
誰かが誰かをみなければならない余裕のなさ。
心理面、体力面、今にも崩れそうな砂の上にたっている。
だけど、これは珍しいことではなく、これまでの日本の家族のあり方が到達しうる形なのではないかと思います。
◆誰か、介助側にまわってほしい・・
さて、ここで、誰かが支える側に回ってくれればこの状況はかなりかわるのに、、
・・・と、なんとここで、
支える側に回ったのが、あぁ2歳の君!!
今日の【家族を支えた3大シーン】がこちら。
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第一関門、
帰宅した時に玄関で靴を脱がない母親をなんとか家に入れることから始まります。
触られると怒り、靴のまま家に入る。
力ずくで止める父親を睨み、説明する私を怪訝な顔で凝視する。
これすごいストレスなのですが、、、
2歳の娘がかがんで、「ばあちゃん。靴脱ぐんだよ」といって靴ひもをほどき、かかとを指でトントンした。
我に返ったように見える母親。
さっと靴を脱いだ。(驚!)
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第二関門、
部屋に入って迷子になる母親。
娘、手をつなぎ母親の椅子に誘導。
「ばあちゃん。こうやるんだよ」と言って、自分が座って見せた。
真似して座る母親。(驚!!)
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第三関門、
ボンヤリするとしばらくして頭を打ち付ける母親。
そこで自分のおもちゃを手渡す娘。
「ボタン押すと、どんぐりころころ鳴るよ」。そしてボタンを押して見せた。
母親、ここで突然笑顔に。(驚!!!)
「おおきにおおきに」と言った。(驚!!!!)
◆娘が、母親を手助けした理由
夜、娘に今日は助かったこと、私もじいちゃんも嬉しかったこと、感謝を伝えると、
「ばあちゃんは、みんながお手伝いしないといけないの。ちほ、ばあちゃんのこと助けられた」
誇らしげ。
ばあちゃんだけじゃないよ、みんな助けられたよ。
本当に有難う。
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うちでは、
ばあちゃんは手助けしなければならないこと、
家族は協力するチームであること、を
伝えています。
それをなんとなくでも理解できる年齢に達していたんだと、娘の行動をみてわかりました。
◆では、今の自分にはどうやって手助けすることができるのか。
娘はそれを、
真剣に考え、
私や父親の介助方法をみて学び、
母親に【やってみせた】のです。
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・考え、行動すること。
これはモンテッソーリ教育を受けている子たちに共通する動き。
・相手に伝えるには口での説明よりもやってみせること。
これはモンテッソーリ教育で教師の提示(お手本)をじっくり見ているからこその行動ではないか。
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「自分のことができるようになると、手助けが必要な人に手をさしのべることができる。」
モンテッソーリ教育は真でした。
◆人生100年時代を迎える日本
2歳の娘にはすんなり心を開く母親。
認知症になる前、心から子どもが大好きだったことが、今も残っている脳のどこかに刻まれているのかも知れません。
我が家は何歳児であっても、できることはやってもらわなければならない状況です。
これからの人生100年時代、人を育てなければこの超高齢社会は乗り切れないと強く思いました。
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横浜戸塚・モンテッソーリ教室情報!
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