【モンテッソーリの子育て】 色分けするようになってきたら
モンテッソーリ教育では、子どもが次に挙げる3つの行動を見せはじめたら「知性の芽ばえ」と捉え、【教具】と言われる独自の教材を使いはじめます。
知性の芽ばえとは論理思考の基本になるもの。そのはじまりが、次の3つです。
【同じものを見つける】【仲間わけする】【大小を順番に並べる】
⏩物事を比較し、それぞれの性質を理解している。ということなんです。
ここから少しずつ、大人と同じような「論理的に考える」ことが出来るようになっていきます。
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例えば、用事があって電車に乗るとき。「この電車だと間に合わないから、1本前のやつに乗ろう」は難しい思考ではありません。
これ、予定時間に対して、「この時間では間に合わない」けど「この時間だと間に合う」。と無意識に時間の比較をしていますよね。
こんなふうに考えられることひとつひとつが、小さな頃に芽生えた知性がしっかりと育っている証拠なんです。
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さて、次の写真からは何が見てとれるでしょうか。
⬆何となく規則性があります。
色:
左は赤系。ピンクの紙に赤い輪っか。
右は緑系。緑の紙に緑、黄の輪っか。
配置:
ピンクと緑の台紙の上には切手シートがあり、その上に輪っかと緑の四角い物が置かれています。左右同じ配置です。
これは、「色➡同じ系統の色を仲間分け」「配置➡左右で同じように置いている」
仲間分けと、同じ(比較)、という能力が表れています。
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続いてこちら。
これも色分けされています。
赤は赤系、フォークも同じ色。
黄色は黄色系。フォークも黄色。
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このような行動が見られたら、より一層、この思考を明確にしてあげられるよう【教具】が登場します。
(家にあるものだと、まだまだ色は混ざっているし、完璧に対にすることもできません。それが考えられているのが教具なんです)
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例えばこれ。【円柱さし】
これは【同じ(ペアにする、ペアリング)】という特長のみを切り出して作られています。
まるい穴の空いた木のかたまりと、つまみのついた円柱。これは完全に一対一になっています。
これは「同じ」を意識しはじめた子どもが、吸い込まれるように、ひたすら円柱をだしたりはめたりします。
そしてひたすらその作業をすると、自分のなかでの【同じ】の概念がきっちりすっきり確立され、子どもは満足します。
その満足がとても大事なのです。
算数の問題が、ある日解けるようになり、すっきりするという感覚と似ているのかなと思います。
そんなふうに知性は磨かれていくのです。
これから、モンテッソーリ教室の体験会など開催しますのでご興味あるかたは足を運んでくださいね。
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詳細は下記をご覧くださいませ。
親子教室【モンテッソーリの広場】詳細
・日時 :(1回目)2019年3月30日(土)10:15~11:00
(2回目)2019年4月13日(土)10:15~11:00
・場所 :第2松本ビル 1階 奥の部屋
(横浜市戸塚区戸塚町4001 ホームページに場所記載あり)
※お車の方は駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。
・体験費用:お子様ひとりにつき1000円(会場にてお支払い)
・対象年齢:0~3歳
・お申込み:下記URLからお申込みください。
▶お申込みフォーム https://ws.formzu.net/fgen/S28318387/
*お問合せはこちらまで:montessori.time1@gmail.com(主催:杉えみこ)
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☆5月スタート!お教室情報はホームページをご覧ください。
自立と感性を育む親子教室『モンテッソーリの広場』