【モンテッソーリの子育て】ふたつの言語教育(胎児7ヶ月~、4才~)
先日、モンテッソーリ教育における言語教育について勉強してきました。
言語教育っていうと「読み書き」のイメージが強いですが、それはおよそ4才頃から。
なお、
・胎児7ヶ月頃から4才前くらいまでは「話し言葉」の期間。
・4才頃から「文字言葉(読み書き)」
に入っていきます。
モンテッソーリ教育では、話し言葉から文字言葉に至るまで非常に体系立てられた工程を進んでいきます。
(⬇著作権の問題があるのでボンヤリですが、この「●」がすべて言語教育の項目であり、0~6歳までにひとつずつ身につけていきます。)
お風呂にあいうえおシートを貼って一緒に読むのはコミュニケーションとしてはとても楽しいのですが、言語教育の観点で見ると、子どもにとっては難しすぎるかも!?
(我が家でも貼って語彙を豊かにする練習で使っています)
まず、言語教育の基本は語彙を豊かにするということ。
そのための家でもできる方法を書いてみます。
【オススメ言語教育】
〈準備〉
・果物でも野菜でも良いので同じカテゴリのものを5~6種類準備します。できれば本物が良いです。(家庭だとイミテーションを準備する方が難しいですね)
・これらをカゴに入れます。(大きなお皿でも良いです)
・そして子どもと二人で並んで座ります。
〈名称練習〉
・「これはリンゴだよ」などと言って取り出します。これをひとつずつやって最後まで取り出します。(記銘)
机には果物が並びます。
・次に「リンゴをとってください」「みかんを私にください」「キウイを隠してください」などと言って、何度も果物の名前を言います。(保持)
・そして子どもが十分名称に馴れたら、どれかを指差し「これは何ですか?」と言って、わかっているかを確認します。(再生)
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普通なら、
「これは、りんご。り・ん・ご、っていうの」。「そしたら聞くよ(りんごを指差して)、これは何?」と、(記銘)➡(再生)に一気に飛んでしまいます。
間の(保持)の練習がないんですね。
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スーパーの袋から品物を出しながら、
「これはキウイ。ザラザラしてるね」「次はバナナ。甘いにおい」など机に並べつつ、感覚に訴える話しかけをしながら実物を観察するのも良いかも知れませんね。(記銘)
そして冷蔵庫に入れるときに「キャベツとって」「バナナとって」など言いながら(保持)、
わからなかったものは「違うよ!」と否定せずに、
(インゲンなのにオクラを渡してきたりすると)「うん、これはオクラね」「インゲン豆はどれだっけー?」と会話しつつ、
「あれ?これはなんだっけ?」と記憶が(再生)するような話かけをしてあげてください!
語彙が豊かになれば、想像力も働き、子どもの知性は伸びていきますよ。