【モンテッソーリの子育て】勇気づけ育児~子どもが適切な行動をするとき
子どもが適切な行動をするーつまり、あなたにとって「不適切だ」と思わない時、それが適切な行動をしている時です。
さて、アドラー流勇気づけ子育て(パセージ)を行う時に必ず思い出さなくてはならない二つのこと、それは、
①子どもが「私は能力がある」と思うこと
②子どもが「人々は私の仲間だ」と思うこと
この二つの信念を持つように対応することです。これをいつも、どこでも思いささなくてはなりません。
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子どもが「適切な行動をとるとき」は3つあると考えられています。
1.罰を恐れている
勉強しない子どもは罰すると、それを恐れて勉強するかもしれません。しかし罰することをやめると勉強しなくなるかもしれませんね。
罰には「即効性」はあります。ただ即効性があるだけで、子育てには役には立ちません。
2.賞を求めている
テストで100点とったらご褒美があるよ。・・・子どもは頑張って勉強するかも知れません。一見それは「適切な行動」に見えます。
しかし、それはご褒美をもらうための行動であり、勉強とは何のためにするのか、という意味で考えると正しくないと言えます。
そして賞がなくなれば、勉強もやめるかも知れません。
3.適切な信念に基づいている
子どもが
①私は能力がある
②人々は私の仲間だ
という信念のもと勉強するのであれば、それは罰を恐れるでもなく賞を求めるでもない、子どもの内側から出た行動なのです。
こうなると子どもは自立していると考えられるのではないでしょうか。
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次回は、「罰のもたらす影響」について書きたいと思います。