【モンテッソーリの子育て】切り替えの苦手な子どもへの対応
日々、語彙数と話す時間が伸び続ける娘。
接続詞はあやふやで、「⚪⚪だから~」「⚪⚪だけど~」とは言うものの文章としては、まだまだこれから。
それでも強い意志を示します。
それも人一倍、強い意志。
・・・もはや、きかない。我の強さに手を焼く毎日。
例えばこんなこと。
寝る前の絵本読みが終わらない(涙)。
「これで最後ね」と言っても「あとひとつ取ってくる」と言って、「これで終わり」・・「電気消すよ」・・「消すから!!」という毎日。
しかし、それが解消するかも!?
いや、これを試したその日から、すんなり次の行動にうつるようになったんです。
やっているつもりで出来ていなかったこと。
これは本当に有効で、とても大切なことなので紹介します。
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とても簡単なのですが
☑今からの予定を、きちんと説明する。
☑そして子どもにしっかりと心の準備をさせること。
なんです!
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「やってるけど、うちの子は毎日ダラダラして切り替えできてないよ」と思う方もいらっしゃると思います。
「”わかった”と子どもは言うけど、やらないんです」と言う方もいらっしゃるかも知れません。
だけど、もう一度、ゆっくり振り返ってみてください。
子どもに心の準備をさせるまで到達していないかも知れません!!
モンテッソーリの先生からこんな言葉をいただきました。
◆子どもの反抗は・・
子どもが不必要に反抗したり、こじれたりするようなら、親との間での力関係に不満がある可能性がある。
◆子どもの反抗に隠された不満の原因は・・
説明や予告がないままに大人が決めて行動することが多いか、あるいはその逆で、子どもの意向に従って決まりが揺らぎ過ぎているか、どちらにしても子どもはこじれやすい。
◆どうすれば解消する?
・たとえば、遊びに行っても「帰るときになったらさっと帰る約束ね。このあとはお買い物にいくよ」と最初に約束をしたり、このあとの予定を共有すること、(できれば家を出る前に、行き先やプランの共有ができているとより丁寧)
・いざ帰る前に、「あと少しで帰るけど、最後に何がしたい?」とか、「あと少し遊んだら、次は郵便局にいく約束だったね」などの予告をしてあげる
など、気持ちの準備をしやすい状況を大人が作ること。
◆それでもこじれそうなら
いざ、帰るときにこじれそうになったとしても、
「でも、約束だったから、残念だけど」と大いに同情しつつ、
「さっと帰って何をするんだっけ」「さ、行こう」とさっぱりと行動に移す。
これを2週間くらい続けているうちに、どうにもならないこともある、という経験が積みあがってくる。
◆子どもの中の変化
そのうちに、決まった通りに進めることが子どもにとっても気持ちのいいことに変わってきます。
◆まとめると・・・
・十分な説明のないままに力づくの執行にならないこと(厳しすぎないこと)
・言われるがままに、じゃあと1回、などというようになしくずしにならないこと
の両方を、
さっぱりと明るく(怒ったり困ったりせずに)淡々と行動で示していくことがポイントです。
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最後に。
子どもの切り替えの悪さは自然と改善しないことも多々あるため、思いきって大人のリードを変えるといいですね。
なぜなら、子どもは言葉を話せるようになると思考もしっかりできるようになるため、子どもの行動を変えるために叱ってもその場凌ぎにしかならないのです。
★論理立てて、
★わかりやすく、
★順を追って説明する、
この論理的思考と会話が子どもを変えていきます。
このおかげで我が子は、やっていたことをスッと切り上げることが増えました。
頑張りましょう!
☆追伸。
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