【モンテッソーリの子育て】0歳から育てるべき能力とは
先日のブログで「欲しい、という欲求が高まった時に与えた物によって、深く取り組む姿勢を生み出した」ことを書きました。
驚くほどの練習ぶりを見せてから数ヶ月。2歳3ヶ月になり、自転車を欲しがるようになりました。
そして私が気づいたときには、主人から娘へ自転車をプレゼント。
この日から娘は自転車を猛練習しはじめました。
転んでも練習しつづけ、段差では自転車から降りて押さなければ進まないと気づき、試行錯誤して乗りこなせるようになりました。
家の中の作業においては、ぼたん止めもできるようになり、とにかく今は手当たり次第チャレンジしたい!毎日。
あぁ、この子は、
・自分は何でもできる、
・見たものすべてができる自分になりたい、
・ただひたすらにその情熱を昇華させ続けたい、
おそらく無意識にそんな欲求に突き動かされて日々を生きているんだな。
これが傍目からの感想です。
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そして、昨夜のこと。
自分用の小さな机で絵を書いたりお茶を飲んだりしていた娘。
すっかり机は散乱。
そしてお風呂入ろっかー、と言ったときに彼女がとった行動は・・
散乱したクレヨンを片づけ、散乱していた紙を纏め、コップをシンクに運び、ウェットティッシュをゴミ箱に捨て、
すべてを元通りにしてからお風呂に向かったのです。
やはり、自分は何でもできると思っていると確信しました。
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欲しいものだけを与え、
やり方がどうであっても口出しせずに気がすむまでやらせ、
日々の中で小さな”あなたの仕事”を相談して決めてきた、
そんな中で彼女自身が「自己有能感」を育ててきたのだろうと思った出来事でした。
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子どもが生まれてから、幼児教室、モンテッソーリ教室、子どもの家、保育園、数えきれないほど体験にいき通わせもしました。
だけど小さな子どもにとって何よりも大切なこと(能力)は、
「小さな月齢で、こんなこと(技術)ができるようになる!」ではなく、
「わたし、どんなこともできる気がする!」気持ちを育むことなんだと思います。
そのためには「やりたい」気持ちを見逃さずに、先回り手助けはぐっとこらえて、「できないよー手伝ってー」という時にだけ手をかす。
私ならそうして欲しい。
子どもは「助けてあげなければできない人」では決してないんです。
このことを忘れずに。