【モンテッソーリの子育て】 かわいい子には旅をさせよ!?(母子分離と自立)

子どもを預ける(一時託児)ということについて「これって今、本当に必要?」と自問することがあります。

人一倍母子分離の難しさを感じる娘。

泣き叫ぶ姿を見るたびに、自分は何を大切にしたいのかがわからなくなるのです。

そこで今日は、母親から離れることと自立の関係について2つ書いてみたいと思います。

◆離乳と自立

最近の離乳の考え方は、

“卒乳(子どもから離れる)”するまでは無理に”断乳(いろいろな都合である日からやめること)”しないというふうになってきています。

モンテッソーリでは個人差は大きいものの生後5ヶ月くらいから離乳が始まると考えています。

私の娘は2歳まで全く離乳していませんでした。

「子どもがなかなか離れなくて・・」

「何度やっても失敗です」

この離乳失敗談への回答としてポイントはひとつ。

実はさみしいのはお母さんだということが多いということ。頑張って離乳すると子どもはもっと大きな世界が広がっていると気づくのです。

卒乳、断乳いずれも「子どもの世界が広がる1歩」であると知れば、お母さんの気持ちも変わってくるはずです。

◆母子分離モンテッソーリ教室(預かり保育

さて、我が家の大問題はこちら。

どうしても1週間、離れなければならないので預かり保育をお願いすることにしました。

2歳になってからはいろいろなことを理解するようになり、その場所が近づくと海老ぞりで泣き叫び、吐いて、それは大変で。

まずはゆっくりならし保育を。

母子分離はせず私が側にいると、1時間も経つと、環境も人も信頼してすっかり私のことを忘れて遊んでいました

それを繰り返すうちに、(今日はお母さんがいない)という「理解」が、(この場所なら頑張ってみよう)という「自制」へ繋り、自立していくと知りました。

かわいい子には旅をさせたい私ですが、そのためには“ならし保育”という準備が必要でした。

子どもに合わせた”旅のさせ方”を見つけ対応する環境を作っていくことも、子どもを自立に導く大切なこと。

お母さんと離れても信頼できる素晴らしい世界があるんだ、と気づいてくれることを信じるばかりです。