【モンテッソーリ的子育て】賞罰のない育児
モンテッソーリ教育では、子どもの言動の源は「内面的な欲求」によるものだと考えています。
つまり「成長に必要としていることが行動として現れる」という考えです。
誉められたからやるのではないのです。
◆賞罰に対する見方
アドラーは「賞罰のない育児」を提唱していますが、モンテッソーリはアドラーに影響を受けたと言われています。
実際の子育てにおいて、賞罰はとても使い方が難しいと思っています。
以前、読んだ本にこのようなことが書いてありました。
【テストで結果を誉められた子どもは次回以降、簡単な問題を選ぶ傾向にある。
テストでプロセスを誉められた子どもは次回以降、難しい問題を選ぶ傾向にある。】
ここでは2つの見方ができます。
まずは、誉められたことが動機になっているということ。望ましいのは、結果を踏まえて自分なりのチャレンジをしていく姿勢です。
しかし、誉められたことが動機であったとしても結果的に難しい問題にチャレンジするのであれば成長への手助けとしては正しいという見方です。
◆賞罰のない育児
賞罰ではなく、自分がどうしていくべきかを考えて行動に移していく子どもに育てたいものです。
それでは今からどう接していけば良いのでしょうか。
まずは取り組み姿勢に対して”共感”することです。
そして、何かを始めようとしたら干渉的に応援するのではなく、いつでも”支援”するということを伝えるのが良いです。
自分には拠り所があると思えた子どもは新しいことに挑戦していくことが出来るからです。
賞罰よりも拠り所があると思える方が、子どもを自由に、前向きに考動させることができるはずです。