【こどもの可能性】モンテッソーリ教育(言語の敏感期)
今日は「言語の敏感期」について書こうと思います。
言語の敏感期は、赤ちゃんがお腹にいる7ヶ月頃から3歳前後まで現れます。
あらゆる音、ことばを無意識でどんどん吸収していきます。吸収したことばの発音、話し方を真似て自分でもはなせるようになるまでが「話しことばの敏感期」です。
こどもが親の使うことばや同じイントネーションで話すようになるのはそのためです。
2歳頃から短期間のうちに爆発的に単語が増える「単語の敏感期」をむかえ、その後は「文の爆発期」につながっていきます。
この時に大切なのは話し方です。
これまで以上にきれいな言葉を使うことを意識しましょう。
また話すにあたっては「言語心理学的技法」が役立ちます。
これは以前のブログにも書きましたが言葉の発達に遅れを持つこどもへの対応」の中での具体的な技法として開発された技法です。
この技法のひとつに「リフレクティング」というものがあります。
◆リフレクティングとは
- 概要:こどもが発した言葉を、指摘せずに正しく言い直す。
- こどものいい間違いランキングを見ると「とうもころし」や「しわわせ」が出てきます。このときに「とうもろこし、おいしいね」や「うん、幸せ」などさりげなく正します。
言語の敏感期には、こどもはどんどん言葉を吸収します。
まだ話せないときは「見たことはあるが名前を知らない」「名前は知っているがまだ発音できない」の二つがあります。
あれこれ指さすときは「見たことはあるが名前を知らない」か「名前を確かめている」最中です。
うまく言えないときは「名前は知っているがまだ発音できない」のです。
これを見極め「教える」のではなく、うまく寄り添いましょう。また真似してほしい言葉を使い、その口もとを見せるのが良いでしょう。