【こどもの可能性】自分で解決する力
先回り育児は、こどもから考える時間を奪い、達成感を味わう喜びもなくしてしまいます。
親から見たら「あと少しでできるのに!」「こうすればうまくいくのに!」と思っているうちに、気づけば手出ししてしまっていることも少なくありません。
しかしそれでは「自分で解決する力」をつけることはできません。
そこで、自分で解決する力を発達させるための4つの方法を紹介します。
①待つ
こどもができそうで、できないときは、じっとこらえて1分間待ちます。
諦めそうなになったのを見計らって「手伝ってほしい?」とたずね、一緒にやってみせます。
②見せる
こどもがコートを着たがらないとき、「外の天気はどうかな?」と、外に出て見てます。
寒いね、という声掛けとともにコートを着せます。
③不愉快な感情を受け入れる
不愉快な感情を認識し口に出して言うことは大切なことです。
こどもに不愉快な感情を打ち消すのではなく認識させること。そして、どうやってそこから抜け出し過去のものにするかをきちんと話し合います。
④フリータイムを確保する
こどものスケジュールをつめこんだり、スクリーンを見せてフリーな時間がなくなると、こどもは暇つぶしの時間を工夫できなくなります。
自力で時間をつぶすことを学んでいないので親を頼ります。
脳は退屈をいやがりそこから抜け出すために空想したり想像します。
「退屈は学習と創造をうみだす」
こどもが退屈を訴えたら「今、ママは忙しい。あなたは、何をするかな?」と言ってみるのも良いようです。
あなたはどのタイプですか?
先回りし、手助けし、こどもが退屈しないようにテレビを見せる、これは何の意識もせず日々やってしまう行動です。
急ぎの予定がない日は、自分もこどもになりきって隣でゆったり見守るのも良いのではないでしょうか。