【こどもの可能性】よいあそびの要件
昨日のブログでは「あそびの重要性」について書きました。
あそびはこどもの8つの機能を発達させることができるという内容でしたが、それでは「よいあそび」とはどういうものなのでしょうか。
4つの要件を纏めてみます。この要件は当たり前のことではありますが、いざこどもを目の前にするとどうでしょうか。
確認の意味でも、これを読んで日常と照らし合わせてみてください。
①楽しく、興味を持てるもの
こどもの興味や今の状態、反応をよく観察します。そして提案や誘導を試みます。良かれと思って無理強いしてはいけません。
②自発的に活動できるもの
手本を示したりヒントを与えたりはしますが、あくまでも自発性を尊重します。良かれと思ってやり方を正すことは不必要です。
③広がりがもてるあそび
ひとつのあそび方で終わるのではなく、工夫一つで新しい展開がもてるものが好ましいあそびです。
④充実感が得られるもの
あそぶことで、こどもが「あそんだ!楽しかった!」と感じられるものが好ましいです。
いかがだったでしょうか。
最後に、先日、我が子と公園へ行った時のことです。
砂場で山をつくってみようと提案した私の隣で動かない娘の姿がありました。何度声をかけても反応がなく、よく見るとひたすら砂をすくってはサラサラと落ちていく様子を眺めていました。
砂場あそびひとつでも、こどもなりに”感じて”いることがあるのだと、はっとさせられました。