【論理思考(TOCfE)】本当の要望を見つけ出す
今日は、論理思考の手法であるTOCfEの勉強会でした。
この手法は具体的に3つありますが、そのうちのひとつ「対立する行動を解消する」(クラウドという)手法について、数人でワークを行いました。
人が行動を起こす背景には何かしらの”思い”があります。
何とかしてその”思い”を見つけなければ、行動は解決せずモヤモヤが残るだけの結果になります。
今回は、
(1)TOCfEのクラウドとは(過去ブログから)
(2)真の要望を見つけ出す
について書きたいと思います。
(1)対立する行動を解消する(過去ブログから)
手順には、
①まず行動 を書き出して、
②対立している行動 を書き出す。
③ ①②の共通目的を書き出す。
➡行動自体は対立していても、共通目的があるはずです。
ざっくりと「この行動によって充実した日々を送りたい!」とか「幸せに暮らしたい」とか。
どんな行動であっても大きな目的は同じところに行き着くのではないかと思います。
④ ①によって③のための何の要望を満たそうとしてるのかを書き出す
⑤ ②によって③のための何の要望を満たそうとしてるのかを書き出す
そしてそれが論理的につながるかを、
- ③➡④、④➡①
- ③➡⑤、⑤➡②
の順で「なぜならば~」の問いを繰り返して、意味がわかるか(通るか)を確認するという方法。
このときに、決められた言葉を使って検証するのがポイントです。
論理的に考えるというのは「言語化」する必要があり、その訓練にもなるのです。
(2)真の要望を見つけ出す
続いて、上述の「要望」についてピックアップして考えます。
この「要望」が、真の要望もしくは本当の思いであるかを見極めなければなりません。
例えば、やりたい行動と、やりたくない(が、やらざるを得ないであろう)行動が、「⚪⚪をする」「⚪⚪をしない」というふうに対立しているとします。
それぞれに対する要望はあります。
しかしそれぞれの要望は本当に”それでなければならない”ことですか?
「なぜその要望なのか?譲れないものがあるのではないか?」それをひたすら考えます。
自分ひとりで考え尽くすのは難しいものです。
是非とも、信頼できる誰かに相談してください。
そして何度も「なぜそれをしたいの?」「本当はどうなりたいの?」と質問を受けてください。
「だって、、、そうするしかないから」ということであれば「そうするしかない」と思う気持ちが、いったい何を大切にして何を譲れないと思っているのかまで見つけ出してください。
そうすれば、やりたくないのにやらざるを得ない行動であっても、やらざるを得ないと思っている自分が何を大切にしているのかを知ることができるはずです。
そうやって、少しずつでも気持ちの良い人生に変えていければ幸せですよね。