【子育て】おもちゃを貸すか貸さないか(成長と変化の原則)
最近、娘に明らかな自我が芽生えてきました。はっきりと意思を示すようになってきたのです。
以前は友達におもちゃをとられた時に指を加えてポカンとしていました。
それが最近は悔しそうに涙を目にためて私に力一杯抱きついてくるようになったのです。
その時「悔しいね、けど友達も使いたかったんだね」と共感し、取られた理由を説明していました。
そして違うおもちゃを渡していました。
しかし、昨日紹介した、
スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」の「成長と変化の原則」の章を読み少し違った対応をしてみようと思っています。
本章はこのように書かれています。
- すべての生命に、成長と発達のしかるべき順序がある。
- 成長と発達のプロセスで近道しようとしたらどうなるだろうか。発達のプロセスを無視し途中を省略することなどできるわけがない。それは自然の理に反する行為であり近道しようとして得られるのは失望とフラストレーションだけである
この一例として、3歳の娘がおもちゃを貸さなかった話が紹介されていました。
その内容は、
- 娘が断固として友達におもちゃを貸さない。諭しても駄目、最後は親である自分がおもちゃを取上げ他の子どもに貸した
という話です。
この話は、後に次のことがわかったと書かれています。
- こどもは何かを所有することを一度経験すればごく自然に自発的に貸せるようになる。
- 所有を経験しなければ真の分かち合いを理解することはできない。
- 所有した実感を持つことがアイデンテイティの意識、自尊心を芽生えさせる
そもそも所有していなければ貸し与えることもできない、とも書かれていました。
さて、ここで話を私の娘に戻します。
まだ1才6ヶ月ですが、”自分のもの”はわかっています。
友達におもちゃを取られた時に、娘とその友達に「使い終わったら渡すから、それまでは別のもので遊んでね」と言おうと思います。
親が、他の親の目を気にして「貸してあげて!」というのは、親の未熟さであるという指摘も書かれており、納得しました。
いつまでこのように接すれば良いのかはこれからの判断ですが、娘が悔し泣きをしなくなるまで続けてみようと思います。